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25b103 【みなと区民大学連携講座】 未知なる宇宙とテクノロジー(全2回)

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講座詳細

会場 芝浦工業大学豊洲キャンパス(江東区豊洲)
日程 第一回 2025年10月18日(土)、 第二回 10月25日(土) ※全2回
時間 第一回 10月18日(土)10:30~12:00 / 第二回 10月25日(土)14:00~15:30
対象 一般(高校生以上)
定員 先着50名
受講料 1,000円(2回分)
申込
締切
9月28日(日)

講座概要

未だ解明されていない宇宙について、現在のテクノロジーがどれほど進んでいるのかを各分野の研究者からレクチャーします。

【第一回】見えないブラックホールの観測~SFの題材から科学研究の対象となるまで~

【見えないブラックホールの観測 講座概要】
アインシュタインが1915?1916年にかけて発表した「一般相対性理論」の重力場方程式の解として、ブラックホール、すなわち光さえも逃れられない領域(=事象の地平面)の存在が予測されてからおよそ110年がたちました。
しかし、予測から最初の50年間、すなわち1960年代まではブラックホールはあくまで空想上の天体で、アインシュタインを含めて誰も実際に存在するとは考えていませんでした。つまりそれほど奇妙な天体だったというわけです。
その状況を一変したのが、1970年台に開花した「X線天文学」です。X線という波長が短くエネルギーが高い光を放出する天体が、宇宙には満ち溢れているということがわかり、その正体が大質量の星が寿命の最後に爆発(超新星爆発)をした後に残る超高密度の天体(コンパクト天体、中性子星やブラックホール)で、そこにガスが落ちることでX線を放射することがわかってきたのです。
これにより、ブラックホールはSFの領域を抜け出し、科学的な研究対象となりました。近年では、ブラックホールの合体による重力波(空間の歪みが波として伝わる現象)の検出(2017年ノーベル物理学賞※1)や、世界中の電波望遠鏡を駆使したEvent Horizon Telescope(EHT)によるM82銀河の中心の巨大ブラックホールの「黒い穴」の撮影の成功(2019年記者発表※2)を通して、ブラックホールにますます注目が集まっています。
本講座では、ブラックホールの予言から発見、発見後の詳細な観測によるブラックホールへの理解の進歩、X線観測を通してブラックホールに物質が吸い込まれる現象がどのように理解されてきたかを最新のX線天文衛星XRISMによる観測結果を交えて紹介します。


     みなと区民(久保田先生、Credet.JAXA.)                                         

講師プロフィール

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講師: 久保田 あや(芝浦工業大学システム理工学部教授)

1996年3月 東京大学理学部物理学科卒業
2001年3月 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了
2001年4月?2004年3月 日本学術振興会特別研究員PD(宇宙科学研究所)
2004年4月?2007年3月 理化学研究所基礎科学特別研究員
2007年4月? 芝浦工業大学電子情報システム学科(講師→准教授→教授)
日本天文学会正会員(2021年6月?2023年6月 副会長)
日本物理学会正会員
国際天文学連合(IAU)正会員
X線天文衛星XRISM開発チームメンバー

久保田研究室URL
http://www.cygnus.se.shibaura-it.ac.jp/top/index.html


講師からのメッセージ

ニュースや科学番組で見聞きするブラックホールの観測について、より深い理解が期待できます。




【第二回】月面で活動するロボットの開発~特殊な環境でのユニークな移動方法を考える~
【月面で活動するロボットの開発 講座概要】

本講座では、月や火星といった惑星表面を探査するロボット(ローバ)の移動についてお話しさせていただきます。
月?惑星の表面にはレゴリスと言われる軟弱地盤が深く堆積しています。軟弱地盤上を自動車のような移動体が走行するとその表面は破壊し、そして滑り、最終的には埋没して動けなくなります。
この軟弱地盤の上を走行するためにはどのような工夫が必要か、そして試作ローバを通して多くの実験から有効な手段をご紹介させていただきます。
また月や火星といった宇宙領域は、未知なイメージがあるかもしれませんが、これらの技術から派生した地球上での利用を考えられている農業ロボットやレスキュー車両用車輪についてもご紹介させていただきます。

みなと区民(飯塚先生)
                                              

講師プロフィール

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講師: 飯塚 浩二郎(芝浦工業大学システム理工学部教授)

1990-1995:東京都立工業高等専門学校(機械工学科)
1995-1997:国立大学法人東京農工大学(機械システム工学科)
1997-1999:国立大学法人東京農工大学大学院
1999-2003:セイコーエプソン株式会社
2003-2006:国立大学法人総合研究大学院大学宇宙科学専攻(博士(工学))
2006-2008:中央大学理工学部 助教 
2008-2016:信州大学繊維学部 (テニュアトラック助教->准教授)
2016-2018:芝浦工業大学システム理工学部 機械制御システム学科  准教授
2018- 現在:同大学同学科 教授
2023- 2025:ウッジ工科大学(ポーランド)訪問教授
 (科学研究費補助金(日本学術振興会(JSPS))からの援助にて研究活動を実施)
日本スキー連盟公認指導員
日本機械学会、日本ロボット学会、自動計測制御学会、テラメカニックス研究会等に所属

宇宙探査?テラ-メカトロニクス研究室

講師からのメッセージ

本講座が注目している場所は月や火星といった宇宙領域ではありますが、 公園にある砂場や海岸、あるいは砂漠のようにすぐに滑り、そして埋没しやすい軟弱地盤の上を移動することについてみなさんは深く考えたことはないかもしれません。しかし軟弱地盤の上を歩いたり、車でその上を走行したり、あるいは触ったり掘ったことがあったり、あるいは砂で造形物を作った経験のある方もいらっしゃるでしょう。
不思議とその経験と、本テーマが結びつくことがあるかもしれません。みなさまと議論、アイディア交換しながら本講座が進められれば大変光栄です。

申し込みについての確認事項

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