大久保蓮さんが2024 9th International Conference on Intelligent Information TechnologyにてBEST PRESENTATION AWARDを受賞

2024/03/06
  • 情報工学科

受賞者
大久保 蓮 さん(情報工学科/専攻 4年)

指導教員
木村 昌臣 教授(情報工学科)

学会?大会名
2024 9th International Conference on Intelligent Information Technology (ICIIT 2024)

賞名
BEST PRESENTATION AWARD

発表題目
A Classification Model for Small Waste Image Datasets With Knowledge Distillation and Input Masking
知識の蒸留と入力のマスキングを用いた少規模ゴミ画像データセットのための分類モデル

okubo

研究目的

近年、世界中のゴミ排出量が増加しています。この課題に対処するため、多くの国が、排出されたゴミから再利用可能なものを取り出し、最終的に処分するゴミを減らす取り組みを行っています。そのため、ゴミの分類精度を高めることが、排出量削減に繋がります。また、AIによるゴミの分類研究が進められていますが、少量のデータで学習させた場合に性能が低下するという課題がありました。そこで、本研究では少量のデータセットでも高い分類精度を実現することを目指し、研究に取り組みました。


研究内容

今回の研究では、ゴミの形状を捉える能力をあるAIからその他のAIに移す方法の提案を行いました。また、AIがゴミの持つ質感のみを頼りに分類できるように、ゴミ以外の部分を隠す方法の提案も行いました。


今後の展望

現在、この手法は多大な計算資源を必要としています。そのため、研究の実用化を目指し、設備環境に依存せずに利用できるように、AIの軽量化が必要であると考えています。