八下田龍樹さんが第29回日本バーチャルリアリティ学会大会にて学術奨励賞を受賞
2025/04/28
- システム理工学専攻
受賞者
八下田 龍樹 さん(システム理工学専攻)
指導教員
足立 吉隆 教授(システム理工学部)
大会名
第29回 日本バーチャルリアリティ学会大会
賞名
学術奨励賞
発表題目
XRを用いた看護多重課題訓練システムの開発

研究目的
看護学生向けの多重課題教育システムを東京大学医学部や神戸大学医学部附属病院と共同で開発しています。本研究では一般病棟4床室を対象としたロールプレイ実習を、クロマキー技術と特別に改造された医療機器を組み合わせることにより、1床分のスペースで実施できるシステムを実現しました。
研究内容
臨床現場での看護業務では、複数の課題が同時に生じることがあり、誤った判断が重大な事故につながる恐れがあります。そのため、多重課題への対応を事前に教育訓練することが必要とされています。しかし、従来のロールプレイ実習を実施するには広い模擬病室の準備や多くの人員が必要であり、負担が大きいことが課題でした。これをリアルとバーチャルを組み合わせたXRシステムにより解決します。
今後の展望
今後の展望
開発したXRシステムの技術を活用し、看護教育だけでなく、救急救護トレーニングやリハビリテーションプログラムの開発にも応用していく計画となっています。