女子高校生対象サマー?インターンシップ2025を開催しました

2025/08/07
  • 連携?貢献
  • 入試
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2025年7月31日から8月7日まで、女子高校生を対象としたサマー?インターンシップを開催しました。本インターンシップは、研究室での研究体験を通して高度な研究や大学生と関わることで、研究意欲の高い女子生徒の将来のビジョン形成に役立てることを目的とした「高大連携プログラム」です。
2022年に始まり、4回目の開催となる今回は、8校の女子高校から過去最多の高校1学年~3学年計94人の女子生徒が参加。参加者たちは、機械系、物質?化学系、電気電子情報系、建設系の4つの学問系統、31の研究室に分かれ、「芝浦工大生」として研究体験を行いました。

初日、ウェルカムスピーチにて登壇した新井アドミッションセンター長は、OECD諸国における理工学分野での女性率が平均を大きく下回っていることに触れながら、「このインターンシップで、工学の面白さを体験し、『ここが良い!』と思える分野を見つけていただきたい」と期待を寄せました。また、「研究にも一生懸命取り組んでほしいですが、それ以上にTA(ティーチングアシスタント)の大学院生や4年生の先輩方に色々お話を聞いてみてください。研究室の中は先生も学生も垣根がないので、和気あいあいと1週間楽しんでもらえたら」と参加者に積極的な交流を呼びかけました。
オリエンテーション後、参加者たちはキャンパスツアーやウェルカムパーティーを通して、在学生と交流し、大学の雰囲気を味わいました。 
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2日目からは事前に選択した学問系統の各研究室に分かれて研究体験に取り組み、最終日の発表会に向けて研究室の教員やTAの学生たちと相談しながら本インターンシップでの研究成果をまとめました。
機能材料工学研究室(電気電子情報系)では金属の結晶組織を観察する実験を行いました。参加した生徒からは「実験は準備時間が長く大変でしたが、その分自分が立てた仮説通りの結果になったときは嬉しかったです」と楽しさを口にしました。
ロボットタスク?システム研究室(電気電子情報系)ではロボットアームを使ってトランプの神経衰弱を行うプログラミングを組みました。TAの学生から指導を受けながらコーディングと動作テストを繰り返し、試行錯誤する様子が見られました。

 

<研究室や実験室でTAの大学生と研究活動を行う様子>

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最終日、参加者たちはインターンシップで学んだ内容や参加した感想をグループごとに発表。発表会に参加したTAの学生や教員からは、「今回の経験を踏まえて、研究室選びや大学選びに活かしてもらえたらなと思います」といった暖かい励ましの言葉が送られました。

最後には、本インターンシップの締めくくりとしてクロージングセレモニーが行われ、山田学長より参加した各校の代表者に修了証が授与されました。
山田学長は、理学と工学の違いや、普段工学に触れる機会の少なさに言及しながら「このインターンシップをきっかけに、工学に興味を持っていただけていたら大変うれしく思います。暑い中、お疲れ様でした。」と参加者を労いました。
各校の代表挨拶では、「高校での学びが、研究につながっていることを再認識できました」、「実験のプロセスを間近で体験することができました」、「先生方、TAの方々、仲間たちのおかげで、充実した楽しいインターンシップになりました」、「将来のビジョンが明確になりました」などの声があり、参加者にとって非常に有意義な時間となったことが伺えました。

 

<研究室ごとのグループに分かれての発表会の様子>

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<クロージングセレモニーの様子>

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